目次
歯を白くして綺麗になる方法は2つ
綺麗な歯にする方法は、大きく分けて「セラミック」か「ホワイトニング」の2種類です。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
セラミックで白くする方法
セラミックとは、歯の表面にセラミック製の被せものを装着する方法です。芸能人には歯が真っ白で綺麗な方がたくさんいますが、実はセラミックで白くしている方が数多くいます。
セラミックの大きなメリットは、歯の色や形を自分好みにできることです。また、変色しづらい素材を使用するため、白く美しい歯を長期間維持できるというメリットもあります。
しかし、セラミックを被せるには歯を削ったり神経を抜いたりする必要があり、健康な歯にダメージを与える可能性があるというデメリットがあります。
また、担当医の技術力によって仕上がりに差が出るため、確実に満足のいく歯が手に入れられるとは限りません。施術費用の相場が7万~20万円程度と高額で、お金がかかるという点もデメリットです。
セラミックには健康保険が適用されるものもあるので、それを選べば費用は抑えられますが、保険適用のセラミックは経年劣化しやすいというデメリットがあります。
医療ホワイトニングで白くする方法
医療ホワイトニングとは、薬剤や溶剤を使って歯の着色汚れを分解・除去し、歯本来の白さを取り戻す方法です。
医療ホワイトニングには、大きく分けて「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の2種類があります。それぞれの詳細について、下記にて解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院に出向いて行うホワイトニングです。歯科医師が専用の薬剤を使って歯を白くします。
強い薬剤を使うので即効性があるのですが、効果は3~6か月程度しか持続しないといわれているため、定期的な通院が必要です。
また、施術費用の相場が1回あたり1万~7万円程度と高額で、健康保険適用外の施術なので全額自己負担になります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングです。一般的には、歯科医院でオーダーメイドのマウスピースを作ってもらい、それに自分で薬剤を塗布して装着する方法を指します。
マウスピースの装着時間は1~2時間程度で良いので、仕事や学校があっても問題はありません。オフィスホワイトニングと比較すると効果は出にくいですが、じっくりと薬剤を浸透させるので効果が長持ちします。
費用はマウスピースの製作費を含めて1.5万~3万円程度で、薬剤を追加購入すると都度費用がかかります。
また、店舗によってはオフィスホワイトニングを行った後でホームホワイトニングを行うデュアルホワイトニングという方法もあります。短期間で歯を白くして持続できるというメリットがありますが、その分コストが高く5~8万円程度必要になります。
医療ホワイトニング以外にも、自分でホワイトニングをする方法があります。詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。
「ホワイトニング4種を比較!白さを長持ちさせるポイントは?」

綺麗な歯並びにする方法
白くて美しい歯を目指すには、歯並びの美しさも大切なポイントです。歯並びを良くするには、歯列矯正が必要です。歯列矯正の方法は2つあります。ここでは、ワイヤー矯正とマウスピース矯正について紹介します。
ワイヤー矯正
歯にワイヤーを通している方を見たことがあるという方も多いかもしれません。これはワイヤー矯正といい、ブラケットを固定して歯にワイヤーを通す矯正方法です。ワイヤー矯正には3つの方法があります。
1つ目は表側矯正です。もっともポピュラーでよく見かける方法でもあります。従来から主流の方法で、費用は30~130万円程度です。
表側にワイヤーを通すことで、見た目で矯正中なのがわかってしまうため、避ける方もいます。しかし、最近では透明な装置も増えてきているため、以前ほど見た目がネックになることはありません。
2つ目は裏側矯正です。裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーを通すため、見た目が気にならないのがメリットです。費用は40~170万円程度で、表側矯正よりも若干高くなります。裏にワイヤーを通すと、目視で確認しにくいため、歯磨きがしづらいなどのデメリットがあります。
3つ目はハーフリンガル矯正です。外から見えやすい上の歯は裏側、下の歯は表側にワイヤーを通す方法です。施術可能なクリニックが限られており、費用は80~150万円と他の矯正方法よりも少し高めです。
ワイヤー矯正は、違和感や痛みを感じやすいなどのデメリットも多くありますが、大きく歯を動かすことができるので、しっかり矯正できます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、専用のマウスピースを使用して歯列を徐々に整える矯正方法です。マウスピースは透明の装置なので目立たず装着でき、金額も10~100万円程度で比較的安価なのもメリットです。また、取り外しが簡単なので、臨機応変に対応できます。
マウスピースはワイヤーほど矯正力が高くないため、軽度な矯正に向いています。大きく歯を動かす場合は、ワイヤー矯正がおすすめです。

きれいな歯を維持する生活習慣
セラミックやホワイトニングできれいな歯にすることは可能ですが、今以上に歯が汚れないような生活を心がけることも大切です。
きれいな歯を維持する生活を心がけていれば、セラミックやホワイトニングの効果を長持ちさせることにもつながります。具体的に何をすれば良いのか、詳しくみていきましょう。
歯磨きをきちんと行う
きれいな歯を維持するための基本は、毎日の歯磨きです。歯が黄ばんだり汚れたりする原因のひとつに、食べ物のなかに含まれる成分が唾液の酵素で変化したもの(ステイン)や酸などがあります。
歯磨きをしてこれらの原因物質を取り除くことで、きれいな歯を保つのです。何となく磨くのではなく、歯と歯茎の境目や歯間の汚れもしっかり落としましょう。歯ブラシが届かない箇所の汚れは、歯間ブラシを使って落としてください。
歯に良い食べ物を食べる
歯の汚れの原因になる食べ物ですが、摂取する食べ物によって虫歯予防になることもあります。
例えばひじきやゴボウ、セロリなどの野菜の繊維質は、歯に付着しにくく、飲み込むためにたくさん噛むので、唾液の分泌を促進して虫歯予防にも役立ちます。
また、カルシウムは歯や骨を作るはたらきがあるため積極的に摂取すると良いでしょう。
ほかにも、リンゴに含まれるリンゴ酸はピーリング剤でもよく使用される成分で、歯の色素沈着や黄ばみを予防するのに役立つかもしれません。
歯の着色を引き起こす食べ物を控える
歯の黄ばみや汚れの原因物質の摂取量を減らすことも重要です。特にコーヒーやチョコレート、赤ワインなどは、摂取量が多いと歯が黄ばみやすくなるので注意しましょう。
喫煙を控える
タバコに含まれるヤニは歯の汚れの原因になりやすく、落としにくいという特徴があります。タバコを吸っている方で歯の汚れが気になっているのであれば、まずは喫煙を控えることが重要です。
歯ぎしりに注意する
歯ぎしりは歯並びに大きな影響を与えます。寝ている間に歯ぎしりをすると、かなりの圧力が歯にかかるといわれており、歯並びが悪くなってしまいます。
歯ぎしりは、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを使って予防できます。ナイトガードはゴム製やプラスチック製で、寝ているときの歯ぎしりから歯を守ってくれます。
歯ぎしりの原因は、寝不足やストレスであるといわれます。自分なりのストレス解消法を見つけながら、睡眠時間を確保できるよう規則正しい生活を心がけましょう。

まとめ
綺麗な歯にする代表的な方法として、セラミックとホワイトニングがあります。どちらの方法もメリット・デメリットがあり、それなりに費用がかかるので、施術方法や費用についてよく調べてみることが大切です。
また、普段から綺麗な歯を維持できるような生活を心がけることも重要です。ていねいに歯磨きをする、歯の汚れにつながる食べ物を避けるなど、できることから始めてみましょう。
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