目次


前編では、セルフホワイトニングの基本的な仕組みや安全性、効果が出にくい理由やよくあるリスクについて解説しました。セルフホワイトニングは安全性が高く手軽に始められる一方で、歯の内側の黄ばみには対応できないことや、仕上がりにムラが出る可能性があることをお伝えしましたね。
※前編をまだご覧になっていない方は、まず「セルフホワイトニングの安全性とは【前編】」で基本的な仕組みやリスクをご確認いただくと、より理解が深まります。
この後編では、より深くホワイトニングを理解するために、歯科医院で行う医療ホワイトニングの特徴を解説し、セルフホワイトニングとの違いを明確にします。
そして、安全なセルフホワイトニングを選ぶための具体的なポイントをご紹介します。
歯科医院で行うホワイトニングの種類を解説!

ここまで、セルフホワイトニングについて解説していきましたが、ここで気になるのが頻繁に出てきた「歯科医院のホワイトニング」です。歯科医院で提供されている「医療ホワイトニング」は、国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士による専門的な施術で、使用される溶液もセルフホワイトニングとは異なります。
ここでは、歯科医院の医療ホワイトニングで代表的な「ホームホワイトニング」「オフィスホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3つのホワイトニング方法の特徴をご紹介します。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で専用に作成したマウスピースとホワイトニングジェルを使い、自宅で自分のペースで行う方法です。ジェルには低濃度の過酸化尿素や過酸化水素が含まれており、歯の内側から時間をかけて徐々に白くしていきます。
効果を実感できるまでにおよそ2ヶ月ほどかかるため即効性はありませんが、ゆっくりと歯を白くしていく方法なので、自然な白さが得られます。少しずつきれいになっていくため、まわりにもケアが気づかれにくいでしょう。
また、歯科医師の指導・管理のもとで安全に進められるので、知覚過敏などの副作用リスクも比較的抑えられています。自分の都合に合わせて無理なく続けられるため、仕事や生活が忙しく歯科医院に頻繁に通えない方でも取り組みやすい方法です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が、高濃度の過酸化水素を主成分とする溶液を用いて行う医療ホワイトニングです。高濃度の過酸化水素とライトを照射することで歯の内部にある色素を漂白するので、1度で実感できるほどの白さになります。
即効性が高いため、短期間でしっかり白くしたい方や、結婚式やイベントを控えている方に特におすすめの方法です。
ただし、効果の持続期間は3〜6か月程度と短くなっており、定期的なメンテナンスが推奨されています。
年に2~4回の頻度でメンテナンスを受けることで、長く白さを保つことが可能です。生活習慣や飲食物の影響で色戻りが早まることもあるため、日頃のケアにも気をつけましょう。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングの即効性と、ホームホワイトニングの持続性という2つの方法のメリットを兼ね備えたハイブリッドな方法です。
短期間で歯の白さを実感できるとともに、その効果を長く保てるのが大きな特徴です。
具体的には、まず歯科医院で高濃度の溶液を使って直接施術を受けるオフィスホワイトニングで即座に白さをアップさせ、その後、自宅で低濃度の溶液を用いたホームホワイトニングでケアと維持を行います。この組み合わせにより、白さの後戻りを抑えながら理想の白さへより早く到達できるのです。
費用は単独でのホワイトニングと比べてやや高くなりますが、「確実にしっかりと白くしたい」「白さを長期間持続させたい」という方にとっては、最も効果的かつ満足度の高い選択肢と言えるでしょう。
安全なセルフホワイトニングを選ぶには?選び方を徹底解説

セルフホワイトニングは、自宅やサロンで手軽に始められる反面、安全性が心配だったり効果があるか不安だったりということもあるでしょう。実際、市場にはさまざまな製品やサービスが溢れており、なかには信頼性に欠けるものも存在します。
そこでこの章では、安心して使用できるセルフホワイトニングを選ぶために、必ずチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。正しい知識をもって選べば、自分に合った安全なホワイトニングに出会えるはずです。
有効成分や配合内容をしっかり確認する
セルフホワイトニング製品を選ぶ際には、配合されている有効成分をしっかり確認することが重要です。主に、歯の表面に付着した着色汚れを落とす成分と、歯の健康を守る成分のバランスがポイントとなります。
代表的なホワイトニング成分には、過酸化水素や過酸化尿素、ポリリン酸ナトリウム、重曹(炭酸カルシウム)、酸化チタンなどがあります。これらはそれぞれ作用の仕方や安全性に違いがあるため、ご自身の歯の状態や目的に合った製品を選ぶことが大切です。
下記表に、主な成分の特徴と安全性についてまとめたので、製品選びの際はぜひ比較してみてください。
| 成分名 | 作用・特徴 | 安全性・注意点 |
|---|---|---|
| ポリリン酸ナトリウム | 歯の表面の着色を浮かせて除去 | 安全性は高いが、研磨剤と併用すると歯を傷つけることもある。 |
| 重曹 (炭酸カルシウム) |
研磨作用で着色汚れを物理的に除去 | 適切な粒子サイズなら安全。研磨力が強いとエナメル質が傷つく恐れあり。 |
| 酸化チタン | 光触媒作用による着色分解 | 食品添加物として安全性は高い。刺激は少なく安心して使える。 |
安全にセルフホワイトニングを行うためにも、成分の特徴や安全性を理解し、信頼できる製品を使うことが大事です。
また、異常な痛みや違和感を感じた場合はすぐに使用を中止し、歯科医師に相談しましょう。
そのほか、歯を強化する効果があるフッ素や知覚過敏対策に硝酸カリウムやフッ化ナトリウムなどが含まれるものを選ぶと、「しみる」対策に効果的です。反対に、シリカやハイドロキシアパタイトなどの研磨剤は、強すぎると歯を傷つける可能性があるため注意が必要です。
実際の口コミをチェックする
セルフホワイトニングを選ぶ際には、実際に使った人の口コミや体験談を確認することが大切です。公式サイトやSNS、レビューサイトなどで「効果はあったか」「使いやすさ」「トラブルの有無」などのリアルな声をチェックしましょう。ただし、過剰に良い評価ばかり並んでいる場合は注意が必要です。
特に、個人のブログや動画レビューのような具体的な体験に基づく情報を参考にすると、より信頼性が高まります。率直な意見を取り入れることで、自分に合った製品やサロンを見つけやすくなります。
また、複数の媒体で情報を集め比較検討することで、誇張された宣伝や一部の偏った意見に惑わされるリスクも減らせるでしょう。実体験を重視して、納得できる選択を心がけることが大切です。
無理なく続けられるコストかどうか考える
ホワイトニング効果を持続させるためには、一度だけ使うのではなく、定期的かつ継続的なケアがとても重要です。どんなに効果が高いものでも、価格が高すぎて続けられなければ、せっかくの効果も一時的なものにとどまり、理想的な白さや健康的な口元を維持することができません。
ホワイトニング用品によっては定期購入やまとめ買いで割引があったり、サロンごとにプランやコースの内容・料金体系が異なる場合もあります。購入前には、1回あたりの価格だけでなく、月額や年間トータルでかかるコスト、追加費用やメンテナンス代なども具体的に計算し、無理のない範囲で続けられるかをしっかり検討しましょう。事前にキャンセル・解約条件や返金対応についても確認しておくことで、後々のトラブルや負担を減らすことができます。
さらに、生活スタイルや仕事の都合によって通える頻度が限られる場合も多いので、ご自身のスケジュールに合わせて無理なく取り入れやすいホワイトニング方法を選ぶことも大切です。身近に相談できる歯科医やサロンのスタッフに経済面も含めて相談しながら、自分らしいケア方法を見つけましょう。継続のしやすさと費用面のバランスが、理想的なホワイトニングの鍵です。
セルフホワイトニングは正しく選べば安全!不安を解消して理想の白い歯へ

セルフホワイトニングは、歯科医院に通う時間がない方や、費用を抑えたい方にとって魅力的な選択肢です。
使用されている成分のほとんどは人体にやさしいものが多く、正しく使えば安全性に大きな問題はありません。
より安全性に気をつけてセルフホワイトニングを行いたい場合は、刺激が少なくコーティングもしてくれる溶液を使用するサロンを検討することをおすすめします。
特に安全性が高い美歯口溶液を使ったサービスとして人気なのが、「美歯口ホワイトニング」です。美歯口ホワイトニングでは、1回あたり約30分程度で完了するサービスを行っており、安全な成分で作られた溶液を使用しており、安心してご利用いただけます。植物由来成分や歯の主成分とほぼ同じ成分であるホタテ貝殻由来ヒドロキシアパタイトなど、口の健康を保ち、歯の補修に役立つ成分も利用しているため、より健康的で美しい口元の実現にアプローチすることができます。
「美歯口ホワイトニング」を導入している店舗をお探しの方におすすめなのが、国内最大規模のホワイトニング情報ポータルサイト「ホワイトニングネット」です。このサイトでは、全国各地の「美歯口ホワイトニング」を提供する店舗を簡単に検索・予約でき、お住まいの地域や希望のサービス内容に応じて最適なサロンを見つけられます。
詳しくは下記ホワイトニングネットの公式サイトをご覧ください。
https://whiteningnet.com/
