お金をかけずに歯を白くする方法10選!自宅で簡単にできるケアを紹介

毎日歯を磨いていても、いつの間にか歯の黄ばみが目立つようになることはありますよね。 歯を白くするのに効果的なのがホワイトニングですが、「できればお金をかけたくない」と感じている方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、今回はお金をかけずに歯を白くする方法をご紹介します。


この記事は約9分で読み終わります。

歯が黄ばむ原因とは

まずは歯の黄ばみの原因について押さえておきましょう。歯が黄ばんで見える原因には、着色汚れなどの外因性のものと加齢や遺伝による内因性のものがあります。

着色汚れ

外因性の歯の黄ばみとは、コーヒーや紅茶、チョコレートなどの飲食物に含まれる色素が歯に付着することで起こります。

歯の着色汚れのことをステインと呼びますが、ステインの原因となるものには飲食物に含まれるポリフェノール類のほか、タバコのヤニなどがあります。こうした着色汚れの原因となるものが、歯の表面を覆っているペリクルと呼ばれる薄い膜にくっついて、歯が黄ばんでしまうのです。

加えて、歯の磨き残しも外因性による歯の黄ばみの原因となります。歯磨きで歯垢をきちんと除去しないとそれが黄ばんで見えるのに加え、残った歯垢に着色汚れが付着しやすく、余計に黄ばみが目立つようになるからです。

これら外因性の原因による歯の黄ばみの場合、歯全体に黄ばみがあるのではなく、まだらに黄ばんで見えるのが特徴です。

加齢・遺伝

加齢や遺伝のような内因性の原因が歯の黄ばみを引き起こすケースもあります。

歯の表面のエナメル質が加齢により薄くなると、その内側にあるクリーム色の象牙質が透けて見えるようになり、歯が黄色くなるのです。

また、エナメル質の厚さは遺伝するため、もともとエナメル質が薄く歯が黄色っぽい人もいます。

内因性の原因による歯の黄ばみは、歯全体が黄ばんで見えるのが特徴です。

関連記事:歯の着色汚れ「ステイン」の原因と自宅でできる対策法まとめ

【歯磨き編】お金をかけずに歯を白くする方法

歯磨きのやり方次第では、お金をかけずに白い歯を目指せます。歯を白くするためにどんなことができるのか、見ていきましょう。

正しい歯磨きのやり方を身につける

歯磨きで歯に付着した汚れをきちんと落とせば、歯の黄ばみを予防することができます。

歯ブラシは鉛筆と同じように持って、歯を1本ずつていねいに磨きましょう。力を入れすぎると歯の表面を傷つけてしまうので、軽い力で磨くのがポイントです。

力を入れなくても、歯ブラシを小刻みに動かしてブラッシングすれば、歯の表面の汚れは落とせます。歯の表、裏、噛み合わせのいずれも磨き残しがないように、ていねいに磨くよう心がけましょう。

歯間ブラシとフロスを使う

通常の歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とすことができません。そこで、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、細かい汚れまで効果的に除去できます。

フロスは前歯など隙間が狭い部分に適しており、歯間ブラシは奥歯や隙間が広い箇所のケアに向いています。初心者には、歯や歯茎を傷つけにくいゴムタイプの歯間ブラシや、持ち手付きのフロスが使いやすくておすすめです。

効果を高めるには、歯ブラシの前に歯間ブラシやフロスを使い、汚れをあらかじめ落としておくことが重要です。これにより、歯磨き粉の有効成分が歯間にも行き渡ります。

歯間ケアは1日1回、就寝前に行うのが理想的です。食べカスは約24時間で歯垢になるため、寝る前にしっかりケアすることで着色汚れの予防にもつながります。

関連記事:歯間ブラシとフロスはどっちも使うべき?特徴や使い方を徹底解説

ホワイトニング用歯磨き粉を使用する

お金をかけずに白い歯を目指すには、いつもの歯磨き粉をホワイトニング用歯磨き粉に変えるのも得策です。

歯科医院でのホワイトニングだと高額になりますが、ホワイトニング用歯磨き粉であればそこまで費用もかからず、手軽にお試しできます。

ただし、もともと歯の色が黄色い場合は効果が期待できません。また、研磨剤入りのホワイトニング用歯磨き粉を使うと歯表面に傷がついてしまい、余計に着色汚れが付きやすくなる傾向があるので注意しましょう。

こまめに歯磨き・うがいをする

食べたり飲んだりしたあとは、時間を空けずにこまめに歯磨きをしましょう。そうすることで、歯の表面に色素が付着するのを防ぐことができます。

外出先などで歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュでうがいしたり、水を飲んだりして、ある程度の汚れを落としておくのがおすすめです。

時間が経過するほど、食べ物や飲み物の色素が付着しやすくなります。食べ物や飲み物を口にしたあとは、できるだけ早く歯磨きをする、難しければうがいなどをして歯が黄ばむのを防ぎましょう。

【生活習慣編】お金をかけずに歯を白くする方法

できるだけ歯の黄ばみの原因となるものを避けると、白い歯を手に入れるのに役立ちます。具体的には、以下の点に気を付けて生活しましょう。

着色汚れがつきやすい食べ物・飲み物を避ける

着色汚れの原因となる食べ物や飲み物を避けると、歯の黄ばみを防ぐことにつながります。歯の着色汚れにつながりやすい食べ物、飲み物は以下のとおりです。

<食べ物>
・チョコレート
・バナナ
・ぶどう
・りんご
・ナス
・豆腐などの大豆製品 など

<飲み物>
・コーヒー
・お茶
・紅茶
・ワイン など

もちろん、食べ物については栄養バランスなども考える必要があり、歯のことだけを考えて避けるのはおすすめできません。しかし、チョコレートやコーヒー、紅茶、ワインなどの嗜好品はできる限り控えると着色汚れを防ぐのに役立ちます。

禁煙する

タバコのヤニは歯に付着し、着色汚れの原因となります。喫煙者の方は、タバコを吸わないことが白い歯への近道です。

白い歯のために、また健康のために、この機会に禁煙してみてはいかがでしょうか。

すでにヤニが付いている場合は、ヤニに特化した歯磨き粉を使用するようおすすめします。

口の中が乾燥しないようにする

唾液には口腔内の汚れを洗い流す自浄作用があります。そのため、唾液量が少なく口の中が乾燥していると、歯に着色汚れがつきやすくなります。

無意識に口呼吸をしている人は、口の中が乾燥しやすくなるため注意が必要です。口を優しく閉じて、鼻呼吸を意識するようにしましょう。

口の中の乾燥を防ぐためには、以下のような対策が有効です。

・こまめに水分を摂取する
・よく噛んで食べる
・ガムなどを噛む
・鼻呼吸を意識する
・就寝時にマウステープを使用する

これらの対策をすることで、口腔内の乾燥を防ぎ、着色汚れがつきにくい環境を整えられます。

また、乾燥を防ぐことは、虫歯や歯周病のリスクを減らすことにもつながります。

お金をかけないセルフケアで効果がない場合に試したい方法

お金をかけずにできるセルフケアを試してはみたものの、なかなか効果が感じられない。でも、できるだけ費用は抑えたい。

そんな場合は、以下の方法を試してみましょう。

歯を白くするグッズを使う

手軽に歯を白くするために、比較的安価で試せるさまざまなグッズが販売されています。ここでは、代表的な歯を白くするグッズをご紹介します。

歯の消しゴム

歯の消しゴムは、歯の表面を擦って飲食物やタバコのヤニによる着色汚れを落とすアイテムです。

通常の歯磨きでは落としにくいステインなどの汚れに効果があり、軽い着色汚れであれば即効性が期待できます。また、歯間もピンポイントでケアできるため、汚れが残りやすい部分のお手入れにも便利です。

ただし、頻繁に使用すると、消しゴムに含まれる研磨剤が歯の表面を傷つけ、汚れが付着しやすくなったり、かえって黄ばみが目立ったりすることもあります。

さらに、強く擦りすぎると歯だけでなく歯茎も傷つけるおそれがあり、歯茎下がりや知覚過敏の原因となるため注意が必要です。

歯のマニキュア

歯のマニキュアは、歯に専用の塗料を塗ることで、きれいに見せることができるアイテムです。歯の表面に塗布して、一時的に白く見せるメイク用品として使用されます。

使用したその日から歯を白く見せられるため、大事なイベントや写真撮影など、1日だけ歯を白く見せたい人に向いています。

ただし、歯そのものを白くする効果はなく、白さを保てるのは数時間程度と持続性が低いのがデメリットです。

また、色ムラができやすく、食事をしたり唇が触れたりすると、色が落ちやすくなることがあります。歯磨きで落とせますが、きちんと落とさないと歯垢や汚れの原因になるため注意が必要です。

ホワイトニングシール

ホワイトニングシール(ホワイトニングテープ)は、ホワイトニング成分(漂白成分)を含む薄いフィルム状のシールで、歯の表面に貼って使用します。

日本国内で市販されている製品の多くは、過酸化水素などの漂白成分を含まず、歯そのものを白くするというよりは、飲食物やタバコによる着色汚れを除去することを目的としています。

これに対し、海外製のホワイトニングシールの中には、日本では歯科医院でのみ使用が認められている高濃度の過酸化水素を含むものもあります。こうした製品を個人で使用すると、知覚過敏や神経への刺激など、口腔内の健康に影響を及ぼす可能性があります。

また、シールの貼り方が不十分な場合、歯の白さにムラが出ることもあるため、使用時には説明書をよく読み、正しい方法で行うことが重要です。

ホワイトニングペン

ホワイトニングペンは、ペン型で持ち運びやすい歯のホワイトニングアイテムです。ペン先から出るジェルには、洗浄剤の一種である亜塩素酸ナトリウムが含まれており、歯の表面に塗るだけで手軽にケアできます。

忙しいときでも使える点がメリットで、カバンに入れて持ち運べるため、外出先でも使用可能です。

ただし、塗り方によってはムラが出ることがあり、歯が削れている部分に塗ると知覚過敏や痛みを引き起こすおそれがあるため、使用時には注意が必要です。

また、海外製の製品には高濃度の過酸化水素を含むものもあり、歯にしみたり炎症を起こしたりするリスクがあるため、取り扱いには十分注意しましょう。

歯科医院でクリーニングを受ける

「ホワイトニングはちょっと……」という場合は、歯科医院で歯をクリーニングするのもひとつの手です。

歯科医院では専用の器具や薬剤を用いて、セルフケアでは落ちにくい着色汚れや歯垢、歯石を除去してもらえます。しつこい黄ばみもスッキリと落とせるので、歯の着色汚れで悩んでいる方は試してみましょう。

加えて、歯のクリーニングは口内環境を衛生的に保つのに効果的です。歯周病などの予防にもつながるため、定期的に通うことをおすすめします。

セルフホワイトニングを行う

セルフホワイトニングは、歯科医院などでのオフィスホワイトニングと比較すると、手頃な価格で歯を白くすることができます。また、1回あたりの時間も短く、忙しい人にもおすすめです。

セルフホワイトニングを検討している方は、美歯口ホワイトニングをお試ししてみてはいかがでしょうか。

美歯口ホワイトニングなら、1回あたりの料金が低価格で、サービス時間も1回30分程度と短時間で済みます。

全国に展開しているため、お近くの店舗に通うことができますよ。詳しくは、こちらをご覧ください。

セルフでの歯を白くする方法については、以下の記事もご覧ください。
簡単に歯を白くする方法とは!?自宅でできるものをご紹介

まとめ

歯が白くなると、それだけで清潔感が出て、好印象を与えられます。歯の黄ばみでお悩みの方は、本記事でご紹介したお金をかけずに歯を白くする方法を試してみましょう。そうすれば、悩みが解消されて、より魅力的な笑顔になれるはずです。

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