歯の黒ずみの原因は何?歯の黒ずみの対処法と予防法も解説

歯の黒ずみを見つけたとき、虫歯ではないかと心配してしまう方も多いのではないでしょうか。歯が黒ずんだように見える原因は、虫歯だけではありません。しかし、歯の黒ずみは通常の歯磨きでは落ちにくいのも事実です。今回は、歯が黒ずむ原因とその対処法について解説します。歯を元の白さに戻したい方は、ぜひ参考にしてみてください。


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歯が黒ずんでしまう6つの原因

歯の黒ずみを改善するには、その原因を突き止め、適切な対処を行うことが重要になります。

ここでは、歯が黒ずんでしまう原因を6つ紹介します。ご自身に当てはまるものはないか探してみてくださいね。

虫歯

歯が黒ずむ原因として、最も注意したいのが虫歯です。虫歯が進行して歯の表面を覆うエナメル質の内側にある象牙質まで達すると、虫歯菌が代謝する過程で生じた硫化鉄が溜まり、歯が黒く見えるようになります。

初期の段階では部分的な黒ずみとして現れることが多いものの、症状が進むにつれて炎症が歯髄まで広がると、歯全体が黒く透けて見える状態になるのが特徴です。

着色汚れ

歯の表面に付着する着色汚れも、黒ずみの大きな原因のひとつです。着色汚れはステインとも呼ばれ、コーヒーや赤ワインに含まれるポリフェノール、タバコのヤニなどが歯に付着し発生します。

歯垢や食べカスとは異なり、歯の表面の細かな凹凸や隙間に入り込んで沈着するため、日常の歯磨きだけでは落としにくく、黒い汚れとして目立ってしまいます。

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歯の神経が死んでいる

歯の神経が死んでしまうことも、歯が黒ずむ原因になります。神経や血管が壊死すると、その分解産物の一部が象牙質に沈着し、歯の内側から色が変化していきます。

この場合、黒い点やシミができるのではなく、歯全体が徐々に暗い色へと変わっていくのが大きな特徴です。

詰め物の変色

過去に治療した詰め物や被せ物の変色も、歯が黒く見える要因です。時間の経過とともに詰め物が劣化すると、歯と詰め物の間に隙間ができます。そのわずかな隙間から色素や細菌が入り込み、境目が黒ずんで見えることがあります。

見た目の問題だけでなく、その隙間から虫歯が再発してしまう、二次カリエスにつながる可能性もあるため注意が必要です。特にプラスチック製の詰め物は、数年で変色しやすい傾向があります。

抗生物質の影響

歯の形成期である0歳から12歳のころにテトラサイクリン系抗生物質を大量にとると、副作用として歯が黒くなることがあります。

テトラサイクリン系抗生物質は、昭和40年代に風邪薬のシロップに使用されていたことがあり、その時代に服用した方に多く見られる症状です。

歯石

歯石の付着によって歯が黒く見えるケースもあります。歯石とは、歯の表面に付着したプラークが唾液中のカルシウムなどによって石灰化したものです。

歯周ポケットや歯茎の近くは血液の影響を受けやすく、歯石に血液成分が混ざることで黒っぽく見えることがあります。歯石を放置すると歯周病のリスクが高まるため、早めのケアが重要です。

【原因別】歯の黒ずみの対処法

歯の黒ずみの原因が判明したら、いよいよ原因に沿った対処法を実施していきましょう。

このとき気を付けることは、最適な対処法は人によって異なるということです。一人ひとり歯の状態は違いますし、複数の原因によって歯の黒ずみが起きていることもあります。

かかりつけの歯科医院に相談をして、提案してくれる対処法についての説明をしっかりと聞いた上で、歯の黒ずみを解消していきましょう。

ここでは、原因ごとの一般的な対処法を紹介します。あくまでも一例であることをふまえながら、歯の黒ずみに対するアプローチの参考にしてみてください。

【虫歯の場合】治療をする

虫歯の部分を削り、詰め物をします。虫歯の進行度合いによっては歯を抜かなければならないこともあるため、早めに受診するようにしましょう。

【着色汚れの場合】歯のクリーニングをする

歯のクリーニングは、専用の機械でプラークや歯石、着色汚れを落とします。

さらに歯を白くしたい方は、ホワイトニングや次に紹介するセラミック治療がおすすめです。

【歯の神経が死んでいる場合】セラミック治療をする

神経が死んでいることで歯が黒ずんでいる場合は、歯のクリーニングやホワイトニングでは白くできません。

セラミック治療は、歯を削ってその上から白いかぶせ物をする方法です。神経が死んでいる歯は、病気でない限りそのままにしていても問題はありませんが、黒ずみが気になる場合は試してみてはいかがでしょうか。

【詰め物の変色の場合】詰め物を新しくする

金属やレジンの素材による変色が気になる場合は、詰め物を新しくする方法があります。耐久性の高いセラミックなら、変色する心配も少ないでしょう。

【抗生物質の影響の場合】ラミネートべニアをする

抗生物質の影響による歯の黒ずみは、根本的に白くすることは難しいため、ラミネートベニアがおすすめです。

ラミネートベニアはセラミック治療の一種で、歯の表面を削り、薄いセラミックを張り付けます。歯を削る量が少ないため、負担の少ない治療法でもあります。

【歯石の場合】スケーリングをする

黒くなった歯石が付着している場合は、スケーリングによって除去する必要があります。スケーリングでは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用し、歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯石やプラークを取り除きます。

歯石を放置すると歯周病のリスクが高まるため、黒ずみの改善だけでなく、口腔内の健康維持のためにも定期的なスケーリングが重要です。

歯の黒ずみを防ぐために普段からできること

歯の黒ずみが解消されたとしても、再度同じように歯が黒ずんでしまうケースは珍しくありません。また、今回とは違う箇所が黒ずんでしまう可能性もあるでしょう。

ここでは、歯の黒ずみを防ぐために普段の生活からできる方法を紹介します。

定期的に歯科医院で検診を

歯科医院で定期検診を受けることで、歯に付いた汚れを落とせるほか、虫歯や歯周病を早期発見でき、治療の負担も軽減できます。

定期検診は3~6か月に一度くらいの頻度で通うのがおすすめです。仕事が忙しくて時間がとれない方は、夜間でも診療している歯科医院もありますので、ぜひ探してみてください。

適切な歯磨きをする

毎日の歯磨きは、歯の黒ずみ予防の基本です。1か所につき20回以上を目安に、時間をかけて丁寧に磨くことが大切です。歯ブラシの毛先は、歯と歯茎の境目や歯と歯の間にしっかり当て、歯に対しておよそ45度の角度を意識して磨きます。

力を入れすぎず、軽い力で小刻みに動かすことで、汚れを落としながら歯や歯茎への負担を抑えることができます。

着色しやすい食事をした後はすぐ歯を磨く

歯の着色を防ぐためには、飲食後のケアも欠かせません。コーヒーや紅茶、ワイン、コーラなど色素を多く含む飲食物を口にした後は、できるだけ早く歯を磨くようにしましょう。

すぐに歯磨きができない場合でも、水で口をゆすぐだけで着色の定着をある程度防ぐ効果が期待できます。日常的に着色しやすい飲み物を控えることも、歯の黒ずみを予防する有効な方法です。

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まとめ

歯の黒ずみは、虫歯だけでなく着色汚れや歯石、神経のトラブル、詰め物の変色など、原因によって対処法が大きく異なります。自己判断せず、歯科医院で原因を確認することが改善への近道です。日頃の正しい歯磨きや定期検診を習慣にし、必要に応じた治療やケアを取り入れて、黒ずみのない健康的な歯を維持しましょう。

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